命とは

5月2日になればhideを思い出す。

 

まもなく迎える8月4日が来れば松田直樹を思い出す。

 

どちらもやんちゃ坊主で、ヘソを曲げたらめんどくさくて

でも仲間思い、ファンを大事にする

繊細でとても優しい人

そして熱くて、涙もろい

 

hideと松田直樹に共通してるのはこんなところだろうか

 

hideが生きていたらどんなカッコいい服装で、カッコいいギターを持って素晴らしい曲を聞かせてくれたのか

こんな時代にどんなメッセージをくれたのか

居てほしい人が居ない

 

松田直樹も生きていたらまだ現役をやってたんだろうか

もしかしたら熱く強い、そして優しい若手を育てていたんだろうか

どんなプレーをどんなメッセージをくれただろうか

 

2人とも、とても人間臭くでもどこか未来や違う世界から来たような人達だった

 

そして今日

取引先の会長が亡くなっていた事を知った

状況が状況なので伏せていたらしい

最後にちゃんとお別れしたかった人も居ただろうに

 

正直、他社の人間を呼び捨てにしたりアゴで使ったりと良いイメージはあまりない

でも自分の代で会社を立ち上げ、機械を買い自宅の中に置いて仕事をしてたらしい

苦労して、動き回って、少しずつ会社を大きくして

今では立派な建屋もあり、パートさんも含めると4〜50人はいる会社だ。

数年前に息子さんに社長の座を託し、会長職に就いたわけだが

会社をここまでの大きさにし、雇用や地域への貢献は小さくなかったように思う

 

苦しい時代がありながらも

それを苦と思わずに働いてきたのかな

悔いの無い人生だったのかな

 

他社の人間からは煙たがられてたけど

自社の人間からは会長の為なら

って思う人も少なくなかった

厳しい事も言ってたし、理不尽な事も言ってたし、自分勝手な事も言ってたけど

仮に一部の社員だけだとしても

そう思ってくれる社員が居たのであれば素晴らしい事なんじゃないかなと思う

しかも、身内じゃない人からそう思われてたからね

喧嘩別れした人も沢山居たけど、何やかんやで出てった人もこの会長の事は気にしてたからね

 

 

 

たまに、私は長生きしたくない

60歳くらいで十分

とか言う人がいる

男女問わず

 

御先祖様方が繋いでくれた命のリレー

両親からもらった命

神様から授けてもらった命

 

生きたくても生きれなかった人もいる

 

不慮の事故で亡くなる人もいる

不慮の病に倒れる人もいる

 

何で、今世を楽しまず全うせずに長生きしたくないと言うのか

 

戦争の犠牲になった沢山の先人達

日本を守ってくれた、我々子孫を守ってくれた先人達

生きたくても死を選ばざるを得なかった人達

 

考え方が古いと言われるかもしれない

 

そんな方々の代わりは出来ないかもしれない

 

でも自分の命はそんな方々の命のリレーで成立してる

もっと言えば、動物や野菜や魚や花々や木々の命のリレーの上で成立してる

 

そうやって考えると、60歳で終わりにしたいとは口が裂けても言えないし、心の中でも思えない

今世の命を精一杯生きて、楽しんで、皆んなを笑顔にして、皆んなと笑顔になって

 

我々は皆んな神様の子供

もっと、深く言えば神様の子供って事は我々1人1人が神様

1人1人の中に神様は存在する

 

自分にも愛を与え、他人にも愛を与え

自然界にも地球にも愛を与え

神様にも愛を捧ぐ

 

こんな生き方をすれば周りは笑顔になるし

平和になるし、楽しく生きれるんじゃないかな

 

そうすれば60歳で終わりにしたいなんて発想にはならんやろ

 

苦しんでる人は沢山いるかもしれない

苦しんでる自然界、動物、植物も沢山いるかもしれない

抜け出せない状況にあるかもしれない

 

極々一部の人だけでもいい

 

hideの言葉です

 

死ぬ気でやれよ

死なねえからさ

 

笑顔を忘れずに

他人や自然界への愛と感謝を忘れずに

 

色んな命のリレーの上で成り立ってる命

 

取引先の会長の御冥福をお祈りします。

 

そして亡くなってまもなく10年の松田直樹

あなたは今でも愛されてる

こんなに思われてる

僕も貴方のような熱く優しい男でありたい

 

hideが亡くなってもう23年も経つ

今もなお貴方の音楽はすたれてないし、むしろ新しさを感じる

やっと時代が部分的に貴方に追い付いた気もする

ファッションも音楽も

貴方のように、優しく人の為に誰かの為に動ける人でありたいと今もなお強く思う

 

皆んなそれぞれ生きていてほしかった人がいるだろう

 

その人達の代わりは出来ないけど

その人達の魂をほんの少し受け継いで

人生を全うした時にその人達に自慢気に報告出来るように

その人達の残した魂が受け継がれていくように

 

笑顔で生きていこう